今週土曜日・6月27日の午後、プライマリケア連合学会の北海道ブロック支部主催の第3回地方会が開催されます。

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地方会のwebページは→こちら



その中で、「総合医が教える、総合医のためのリハビリテーション」のワークショップを開催します。

家庭医療専門医・総合診療医である佐藤が責任者で、当院で総合診療研修をしながらリハビリも一定学んだ後期研修医達4名と、当法人内で働くリハビリセラピストの主任クラス2名でお送りします。


もともと総合診療医を目指す人のなかではリハビリ研修のニーズは高く(高齢者や在宅やるから当然ですが)、でも総合後期研修施設でリハ専門医がいる・回リハ病棟研修ができるところは多くなく、「リハビリをきちんと学んだ家庭医療専門医」は全国で10%弱という研究もあるくらい、ニーズと現状のギャップが大きいジャンルです。
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「若手家庭医はリハビリテーション領域の臨床能力獲得に関してどのように考えているか:質的研究」若林秀隆・吉瀬守人・岡田唯男. 家庭医療15巻2号
http://plaza.umin.ac.jp/jafm/journal/pdf/vol15no2/15_2_04.pdf



そんな日本の現状や、当院研修医の学習ニーズなどを踏まえて、

2011年から当院で「プライマリケア医のための北海道リハビリテーションフェローシップ」を開始し、リハ環境を整えながら学び、

後期研修医にも少しずつ研修環境を提供し、

リハ技師との連携や共同学習、多施設合同カンファの取り組みも進み、

昨年には日本リハビリテーション医学会でこの取組をポスター発表し、「北海道発総合診療医・プライマリケア医のためのリハビリテーション研究会」も発足してきました。



そして今回のイベントはこの流れの発展形として、

リハ専門医ではなく家庭医療専門医が、

院内の後輩だけではなく道内の後期研修医や第一線の総合医・プライマリケア医に対して、

リハ技師と合同で、

リハビリテーション医学そのものではなく「プライマリケア現場で役立つリハビリのエッセンスを伝えつつ、それを普段の総合診療医学と統合して理解する」ところまでをサポートする企画としています。



また、今回は日本プライマリ・ケア連合学会の北海道ブロック支部主催であり、道内の大学のリハ教授も地方会運営に関わっており、そして自分のこのワークショップはリハ側スタッフのいる「北海道発総合診療医・プライマリケア医のためのリハビリテーション研究会」の後援の扱いにもしたので、

道内の総合診療×リハビリテーションの連携や融合が進むきっかけ
になるんではないかと期待しています。



運営支部に出した企画概要は以下のとおりです

企画名 
「総合医が教える、総合医のためのリハビリテーション」講習会
~総合診療医がその関心と専門性を活かしながら、プライマリ・ケア現場で明日から実践できる、リハビリセラピストのモチベーションを高めながら一緒に楽しめるようなリハビリを身につけましょう~


企画の目的
1.総合医の知識をベースにしながらリハビリテーションの基本的な考え方を理解し腑に落ち説明できる
 
2.リハビリや生活支援で困難を抱える症例について、リハビリ視点の多職種カンファレンスを司会・運営し関係者全員が満足できる落とし所まで持っていける

3.総合医がよく遭遇する疾患・障害を持つ症例を例にして、明日からの実践にどう活かしていくかをイメージできる


参加者の定員
40名


対象者の応募方法
( ◯)事前登録と当日受付の両方(事前登録で定員に達した場合はそれで受け付け終了するが、定員に達していない場合は、当日受付も可とする。当日受付は定員に達した時に締め切る。)


企画概要
1.プライマリ・ケアセッティングでよく遭遇する事例を提示

2.退院調整困難なときにどうするかを検討

3.ADL評価をすることで、退院後生活で必要な支援量を推定するワーク

4.ADLが評価できた上で、患者の心理社会的背景も考慮したゴール設定を行うための、ICF形式での模擬多職種カンファレンス

5.締めのレクチャー 


幸い、まだ事前参加登録では参加者枠に余裕があるので、当日会場に来る予定だけどまだ参加ワークショップ決めてないわという方はぜひご参加ください。