本日、2014年5月17日に、「第一回 北海道発 総合診療医・プライマリケア医のためのリハビリテーション研究会」が開催されました。



以下の3つの講演と、合間・最後のフロアディスカッションでした。

無題
今日は、プライマリケアや在宅領域のリハビリの意義や魅力を、具体的な手技(嚥下評価、ポジショニングなど)や実際の事例ベースにわかりやすく提示され、とても勉強になりました。

また、佐藤(当ブログ管理人)からは若手・総合医目線で研修制度やリハ研修で得られたことなどの話をさせていただきました。



司会の堀口からの、開会挨拶をご紹介します。

「本研究会は、昨年9月にわたくしこと、堀口と、本日のシンポジストである、西円山病院、橋本医師、勤医協札幌病院、佐藤医師の3人がよびかけ人になって準備をすすめてきました。

2017年には新たな専門医制度がスタートして、リハビリテーション科専門医、総合診療医とも基本領域の専門医として再スタートします。

総合診療医はさらに家庭医、病院総合医として、病院、診療所、在宅といった広い分野でプライマリケアを展開していくことになります。

リハビリ医療は急性期、回復期から在宅、介護分野まで広い範囲で実施されています。高齢者の治療、ケアをすすめるさいに、コメディカルスタッフや介護スタッフとリハビリの視点を共有することは、プライマリケアの質を高めることにつながります。

地域包括ケア、すなわち住み慣れた地域、住居で安心して生活をつづけられるよう、医療や福祉、介護が一体になってサービスを提供する、地域包括ケアシステムの整備は全国で急速に進められています。

札幌は、全国に先駆けてこの地域包括ケアの実践を、在宅ケア連絡会で17年も積み重ねてきました。この実践を医療の立場から支えてきたのは、開業医の先生方、プライマリケア、在宅医療をになう医師、医療スタッフや、それをバックアップする病院関係者です。地域包括ケア発祥の地のひとつであるこの札幌で、地域包括ケアをになうプライマリケア、総合診療医のための研究会が立ち上がるのは、偶然ではないと思います。
 
私たちは、リハビリ医と総合診療医・プライマリケア医が共同して、有効かつ実践的な研修を行えるよう、この研究会を立ち上げました。

小さく産んで大きく育てる、手作りの研究会として、これからも地道に活動をつづけたいと思います。

みなさまのひきつづく、ご参加ご協力をお願いして、よびかけ人を代表してのあいさつとさせていただきます。」




参加人数は、全体で32名でした。

医師は、勤医協中央病院や札幌病院の初期~後期研修医や内科以外の医師、手稲家庭医療クリニックの家庭医療後期研修医や、手稲渓仁会病院救急総合内科の後期研修医、北海道家庭医療学センターの家庭医療フェローなど21名が参加されました。

また、内科病棟や回リハ病棟の看護師・ケアワーカー、病院や在宅のリハビリセラピストなども参加され、様々な立場からの質問・発言がありとても興味深く聞かせていただきました。


15時からの2時間で終了予定でしたが、多くの質問があり17時半に大盛況のなか閉会となり、終わったあとも会場に残って熱い議論や名刺交換などが繰り広げられていました。



次回は半年後を目標に開催する予定です。

より学生や研修医向けの企画や、開業医・医師会からも参加しやすいような配慮、セラピストがもっと集まるような企画、医師・看護師・セラピストなど多職種の学生が集まって学び合ったり地域リハの現場を見られるような企画、明日からの実践にすぐ役立つような学習企画などを検討しています。



当研究会では、道内各地で工夫し苦闘しながら総合診療やプライマリケア、リハビリテーションに取り組む皆さんのご参加やご意見をいただきながら「北海道の地域全体や個々の患者・住民がより元気に、笑顔になれるためのケア」を追求していきたいと考えています。

皆さんの積極的なご参加やご意見をお待ちしております。